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2017年5月 6日 (土)

信号機すら動かなくなる明日の日本

『兵庫は“赤信号” 信号老朽化、全国ワースト2位』(神戸新聞NEXT 5/6)
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201705/0010162095.shtml
「兵庫県内で信号機の老朽化が進んでいる。「信号の心臓部」と言われ、色をコントロールする「信号制御機」の更新期限は設置から19年とされているが、2015年度末で全体の33.7%が期限が過ぎている。厳しい財政状況の中、十分な予算措置が取れないことが背景にある。警察庁によると、都道府県別で福島県の35.6%に次ぐ高い数値となっており、故障によるトラブルが懸念されている。
兵庫県警交通規制課によると、2015年の1年間で老朽化による信号機の不具合が8件発生。信号が消える「滅灯」が5件、点滅信号に変わる「閃光(せんこう)」が2件、色が変化しなくなる「現示停止」が1件あった。(略)」

記事では、兵庫県内にある信号制御機約7,300基のうち、およそ2,500基が更新時期を経過し、最も古いものは1986年製で30年以上も使われているそうだ。

信号機の寿命が20年未満しかないことを今回初めて知ったが、意外に短命な印象だ。

兵庫県警の担当課によると、信号制御機1基当たりの更新費用は、安いものでも約100万円もする一方で、県警に充てられた2016年度の信号機や交通標識などの交通安全施設整備費用は、たったの19億円ほどしかなく、10年前と比べて半分にまで削減されているらしい。

これでは、予算を全て信号機の更新に注ぎ込んでも間に合わない計算になる。
ちなみに、2015年度に更新した信号機は、たったの115基だけで、このペースだと、10年後には更新切れの信号機が65%以上に増える見込みだそうだ。

交通安全施設整備費用は、当然、交通標識の設置や更新、横断歩道の塗り替えにも費やされるから、信号機の更新に使える額は極一部に過ぎない。
案の定、県警の担当者は「財政難などで予算が確保できず、更新に十分な費用が充てられない」と嘆いているらしい。

兵庫県内の交通事故件数は、2016年で2万7千件余りと長期的に減少傾向にある(これは全国共通の傾向)が、いまだに年間150人以上の死者を出している。
中でも、信号無視などの交差点絡みの事故は8,000件近くにも及び、事故件数の1/3近くになる。
【参照先】https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/traffic/safety/jiko/datafiles/back28/data2.pdf
つまり、信号機の不具合は事故誘発に直結し、悪くすると死亡事故につながりかねない危険な兆候なのだ。

直接的な事故で一人の死者も出していない原発問題で大騒ぎするバカもいるが、死亡リスクが格段に高まる交通制御機器の老朽化を放置する事態こそ、国民の生命を脅かしかねない重大な事故に直結することを肝に銘じるべきだ。

今回の記事の末尾に、神戸大学大学院工学研究科の井料教授(交通工学)が、『大事なのは交通量が多く、危険度が高い場所など優先順位を決めて更新していくことだ。最近では、車両の通行域がドーナツ状になっている環状交差点など信号機を使わない運用も全国で始まっており、老朽化の心配がないメリットもある』なんて間の抜けたコメントを寄せているが、そんな呑気なことを言っているうちに、あちこちの信号機が誤作動し、死亡事故につながるような事故が頻発してしまうだろう。

井料教授は、“交通量が多く、危険度が高い場所など優先順位を決めて更新していくべき”と尤もらしいことを言ったつもりかもしれぬが、信号の故障は、交通量に関係なく危険度を急激にUPさせることが解らぬのか?

たとえ田舎の交差点でも、双方の信号機が同時に青を示してしまうような誤作動があれば、即事故につながってしまうことくらい想像できないのか?

また、ドーナツ状の環状交差点、いわゆるラウンドアバウトなんて、設置できる個所は極々一部に限られるし、それに要する予算もバカにできない(個人的に反対はしないが…)。
また、ラウンドアバウトは欧州の街並みに合わせた代物で、日本の道路事情にはほとんどマッチせず、そんな猿真似をしても、見慣れぬ環状交差点のせいで起きる交通渋滞やドライバーのイライラが増すだけだ。

マスコミの連中や世間一般では、スマホのながら運転や飲酒運転を目の敵にして取り締まるほど交通安全に対する意識が高まっているはずだから、兵庫県の財政当局が、交通安全の根幹たる信号機の更新費用を出し惜しみするのはおかしいだろう。

こうした信号機の事例を限らず、全国各地では「予算がない」というまことに馬鹿げた理由で国民生活の効用が台無しになっているケースが山積している。

行政府や立法府の連中だけでなく、国民の側も、予算なんて、国債を発行するか、紙幣を発行すれば幾らでも作れることをいい加減に勉強すべきだ。

原価がほぼゼロの紙幣の発行を惜しみ、我慢と忍耐を言い訳にして、生活改善の先送りや次世代への不自由のツケ回しをして逃げ回ろうとする現世代を指して、後世の人間は何と評価するだろうか?

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