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2017年10月 2日 (月)

多様性のゴリ押しは止めろ

『スーパーの陳列棚を「国産品」だけにしてみたら…。』(9/11 TABI LABO)
http://tabi-labo.com/283590/edeka-empty-shelves

「災害でも起きた直後かと思うくらい、すっからかんの陳列棚。どこもほとんど商品ナシ。ごく一部、ジュース類やパンなどは並べられているが…。冷凍食品のコーナーに至っては、もはや開店休業状態。
ここは、ドイツの大手スーパーチェーン『Edeka』ハンブルク店。8月の某日、1日限定で"国産品しか置かない"という、大胆な行動に出て話題になった。国産品だけにしたら、こんなにモノがなくなってしまうのか…。
当然、この日は大赤字だったはず。それでも彼らがこれを決行したのは、<国内生産量の危機>を伝えたかったから。普通ならこう思っても不思議ない。ところが、真意は別のところにあった。
空棚に置かれたポップに、こんなメッセージが。
「ドイツが多様性を失った時、こんなにも生活は貧しくなる」
「Edekaは、様々な国の力を借りて価値提供をしている」
人種差別をしたり、違いを受け入れられない社会は貧しいということを、国内シェア率No.1を誇るスーパーが世間に訴えたわけだ。(略)」

上記記事に添付された写真を見ると、純国産商品のみを陳列したスーパーの棚には5~6品の商品しかなく、まるで閉店セール最終日のようだ。

件のスーパーは、敢えてショッキングな写真を上げ、「多様性」や「共存」の大切さを訴えるつもりらしいが、国産品だけで商品棚を埋められないのは、なにもドイツに限ったことではない。
日本でもアメリカでも、はたまた、中国やボリビア、ケニア辺りでも同じざまになるはずだ。

いまや、スーパーに自国産品だけが並ぶ国なんて、世界中どこを探しても見当たらない。

だが、こうした事態は、何も昨今始まったものではなく70~80年代から十分進んでおり、その頃は海外からの輸入品に囲まれながらも、国内産品と輸入品との量的バランスは絶妙に保たれ、先進国内の産業や雇用が寒風に晒されることは少なかった。

だが、そうした適正なバランスは2000年代に入ってから崩壊した。
この時代から野放図な自由貿易推進論者が跋扈し、“自由貿易こそ絶対善”、“国際分業なき社会など時代遅れ”とばかりに、本来なら自国で生産可能な産品ですら、労務コストの安い海外へ生産拠点を移したせいで、雇用や所得だけでなく技術や流通の国外流出を招き、国際的な雇用の不安定化と所得の停滞をもたらす病原菌がバラ撒かれてしまった。

今回採り上げた記事のスーパーは、いかにも幼稚な空想論好きのドイツ企業らしく、
「ドイツが多様性を失った時、こんなにも生活は貧しくなる」
「Edekaは、様々な国の力を借りて価値提供をしている」
と、ドヤ顔で、歯の浮くようなPOPを掲げたらしい。

だが、何のことはない。彼らは、自分の利益のために、自国よりコスト安の後進国から搾取しているだけではないか?
“様々な国の力を借りて価値提供をしている”と鼻高々に騙る以前に、力を借りた国々の労働者に対して、価値に見合った適正な対価を支払っているのか?

恐らくそんなことはあるまい。

フェアトレードの精神などどこ吹く風とばかりに後進国の労働者を土人扱いし、自国民の数十分~百分の一にも満たぬ低賃金で働かせた上がりを掠め取って平気な顔をしているくせに、よくもそんな綺麗ごとを言えたものだ。

また、件のスーパーは、多様性の喪失は生活の困窮につながると訴え、人種差別に反対し、違いを受け入れられない社会に警告を発しているが、彼らみたいな極端なボーダレス論者の発想は、あまりにも大袈裟すぎる。

いまの世の中に、“外国人を一人残らず追い出せ”、“外国産品を一切入れるな”なんて主張するバカなど何処にもいない。
野放図な自由貿易に反対する者は、自国内の労働者が路頭に迷わぬ程度に、資本・生産拠点の移動やダンピング紛いの海外産品輸入、技術漏出などに制限を掛け、国内産業や雇用の場を維持すべきと言っているだけで、極めて適切かつ当然の主張だろう。

なのに、頭のおかしなボーダレス論者は、こちらが少しでも自由貿易に異を唱えると、“鎖国だ、自給自足だ”と幼稚な極論を飛ばして弾圧に掛かるから始末に負えない。

また、彼らは、やたらと人種差別に敏感なことをアピールしたがるが、当の自分たちは、海外から子供の小遣いにも満たぬ安値で商品買い叩き、月給8000円で働くミャンマー人をダシに自国の労働者を“お前たちの給料は高すぎる”と恫喝するありさまで、四方八方に人種差別のタネを撒き散らしていることに気付こうともしない。

博愛主義者のフリをする彼らが、「フリートレードの素晴らしさ」や「多様性の大切さ」、「人種差別への反対」といった綺麗ごとを口にするのは、自国内の雇用破壊と後進国での奴隷労働を正当化するための詭弁であり、今回紹介したようなパフォーマンスをこれ見よがしに披露するのは、そうした詭弁や矛盾を指摘する者に対する悪意に塗れた恫喝でしかない。

彼らは、自分たちの利益を守りたいがために、多様性を甘受するよう自国民に強要するが、それ以前に、多様性という言葉に甘え切ったイスラム系やアフリカ系難民の連中にこそ、それを順守させるべきではないか?

多様性どころか、受入先の法規制すら簡単に足蹴にする出稼ぎ難民の連中に、テロや殺人強盗、性犯罪などで国中を蹂躙されながら、黙って指を咥えて傍観するだけの腰抜け国家に未来などあるまい。

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コメント

人と物の区別が出来ない人がどれだけいるの思っているのでしょう。

現在のヨーロッパの惨状は、とにかく外国人を大量に入れて、自分達に酔いしれたいリベラルと左翼、我欲の塊のような大企業が互いを利用した結果です。ハードルが高ければ、そう簡単に外国人は来ませんから。

≫千手観音さん

同感です。
不法移民に良い顔をして格好つける暇があるなら、先ず自国民の腹を満たせと言いたいですね。

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