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2018年4月23日 (月)

感度の悪いバカ政治家

『経済成長感じない人は「よほど運がない」 麻生氏』(4/17 朝日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180417-00000080-asahi-pol

【麻生太郎財務相(発言録)】
「政権の安定があったからこそ、これまでの経済成長がずっと継続性を持たせられたのは間違いない事実であって、5年前より今の方が悪いという人は、よほど運がなかったか、経営能力に難があるか、なにかですよ。ほとんどの(経済統計の)数字は上がってますから。(吉田博美参院幹事長のパーティーのあいさつで)」

経済の“ケ”の字も知らぬ間抜けな政治家は、厳しい現実がまったく見えていない。

麻生氏はしきりと「5年前(旧民主党政権時)との比較」を強調するが、そんな低レベルの相手に勝って得意顔で自慢するほど天下の自民党は落ちぶれたのか?

筆者から見れば、100点満点のテストで10点しか取れなかったバカが、9点しか取れないもう一人のバカを見下しているようにしか見えない。

安倍政権や与党の連中が、何かと弱い相手(旧民主党政権)を引き合いに出したがるのは、自分たちの実績に自信が無いことの裏返しだろう。

旧民主党政権の経済政策が散々な出来栄えだったのは確かだが、日本経済を長期デフレ不況に陥れた主犯は、それ以前の自民党の橋本・小泉(クズ)・福田政権による経済失政のせいであることは間違いないから、自民党の連中が旧民主政権の失敗を非難する資格などない。

麻生氏は、株価や雇用、賃金などの統計を盾にアベノミクスの成果を誇りたいようだが、経済談義をする際に、真っ先に株価の話をする輩は、間違いなく経済の本質を1%も理解していない“ジャンク”である。

年金積立金管理運用独立行政法人の資料によると、年金運用の25%程度は国内株式で運用されており、株価動向が年金運用実績に一定の影響を与えるのは事実だ。
ただし、それはあくまで間接的かつ長期的な影響であって、実際の消費活動に多大なインパクトを与え得るものではない。

我が国の個人投資家の割合は最大限見積もっても18%とされ、保有額300万円未満の層が全体の6割を占めるなど少額運用者が目立つうえに、実際に収益を上げているのは、その内、せいぜい5%ほどしかいないとも言われている。

極めてマイナーな存在でしかない株式投資家の懐が少々潤ったところで、彼らが得たキャピタルゲインの殆どは次の投資に使われるだけで、実体経済の消費に与える影響などミジンコ未満の微々たるものに過ぎない。

また、麻生氏ご自慢の雇用とて、増えるのは非正規雇用や、サービス残業&土日出勤付き(さらに、上司のパワハラや顧客のクレームもセット)で月収20万円にも満たぬブラック企業の正社員の口ばかりではないか?

さらに賃金に至っては、2018年2月時点で現金給与総額は、2015年平均を100とした指数で名目値101、実質値100.5とほんの僅かしか増えておらず、ピーク時との比較でも名目値▲12%(対1997年)、実質値▲14%(対1996年)と長期低落傾向から抜け出せていない。
そればかりか、特に実質値は、麻生氏がバカにする旧民主党政権時代よりもひどい落ち込みようではないか。
【参照先】http://www.nippon-num.com/economy/nominal-income.html

昨年10~11月にかけてマスコミ各社が行った景気の実感に関する世論調査では、景気がよくなったかどうかを尋ねたところ、「実感がない」との回答割合が、朝日新聞で82%、TBS85%、NHK70%に達し、国民の大半が景気回復の実感すら持てないことが判る。

こんなことくらい、わざわざ世論調査せずともすぐに判ることだが、安倍政権や与野党、それを支持する安倍信者の連中は、相変わらず都合のよい夢想の世界に籠ったまま現実から目を背けようとする。

昨今の官製春闘相場で大手企業を中心に2~3%の賃上げの動きはあるものの、あくまで、日本企業のほんの一部に過ぎない「大手企業」に限った話であり、それもベース・アップではなく、賃金調整のしやすいボーナス支給が中心だから、日々の消費に強気になれるはずがないし、労働者の大半を占める中小零細企業の労働者やその家族たちにまで恩恵が波及するわけではない。

我が国では、平成以降の歴代政権が世界最悪の経済失政を打ち続け、国民が本来得るべき国富や所得が累計で数千兆円単位も消失したのだから、たった2~3%程度の賃上げで消費マインドが上向くはずがなかろう。

麻生氏みたいな真の経済音痴が財務大臣の椅子に腰を下ろしているようでは、我が国は失われた30年に突入するに違いない。
今すぐに安倍首相ともども職を辞し、後任に道を譲るべきだ。

ただし、後任候補者たちが、揃いも揃って経済素人のアホな緊縮主義者ばかりなのが、何より深刻な問題だが…

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コメント

こんにちわ、香菜子研究員です。自慢好き、自慢癖があって、見栄っ張りで、すぐに勝った負けたと優劣をつけるマウンティング癖があるのは、日本人の国民性なのかもしれませんね。自慢するのも疲れるし自慢されるのも不愉快、時間の無駄。自慢禁止法、自慢禁止条例でも作ればいいのにって本気で思います。

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