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2018年9月 3日 (月)

仮想通貨とインチキ財政破綻論

地球温暖化論や財政破綻論に傾倒するエセ論者には共通項がある。
それは、都合の悪いデータや現実を眼前に突き付けられ、何度論破されても、粗悪な言い訳を繰り返し、論点をコロコロ変化させて詭弁を垂れ流すことだ。

最近、インチキ経済本を書き散らしていた財政破綻論者の一人が、国家の通貨発行権を渋々認めたかと思えば、また別の破綻信者から、聴くに堪えぬほどレベルの低い愚論が出てくるありさまだ。

件の破綻論は次のとおりだ。

・国内で国債消化に使える個人の純金融資産は、家計負債を除き約1500兆円ある。一方、国の借金は地方債を含めて約1300兆円に迫っており、その差は僅かに200兆円。
・このまま、年間30兆円のペースで国債を発行すると、およそ7年で資金は枯渇し、外国人投資家に買って貰わないと政府は資金を調達出来なくなる。
・そうなると、政府は年金支給や公共事業、自衛隊の維持費、公務員の賃金が支払えなくなり、あっさりと財政破綻する。
・アマゾンが仮想通貨を発行すると仮想通貨需要が増大し、個人は銀行にお金を預ける行動から円を仮想通貨に置き換えてるから、国債を国内で消化できる資金が枯渇する。

使い古され、もはや攻撃力を失った財政破綻論のテンプレートに、流行りの仮想通貨でちょっぴり味付けした程度の愚論なのだが、こんなものは酔っ払いの居酒屋談義でしか通用しない。

都合の悪い事実から逃げ回る破綻信者のバカどもにもよく聞こえるように指摘しておくが、国債消化に使われているのは個人の純金融資産だけではない。

国債を買った銀行にでも出向いて、「貴行が買った国債の原資は、すべて個人預金ですか?」と間抜けな顔で尋ねてみればよかろう。

そもそも、日銀の資金循環表を見れば解るように、10年以上前から、家計だけではなく民間非金融法人も“資金余剰”が続いており、国債消化余力など何の問題もない。

銀行や生命保険など機関投資家が国債を買わぬなら、法改正して日銀が買い取れば済むだけの話だ。
既に国債発行残の4割以上を日銀が保有しているという事実がある以上、いまさら日銀が国債保有することの是非を問う方がどうかしている。
日銀が国債を持つのはルール違反云々と寝ぼけたことを言っていないで、目を覚まして現実を見ろ、と言っておきたい。

国債発行残高が個人資産額を上回ると財政破綻するといった愚論が絶えないが、国債が産み出す公的支出は、最終的に企業や個人の所得に変わるから、そのほとんどは国内の金融機関のどこかに「個人預金」か「法人預金」として堆積し続ける。

よって、国債を発行し続けると、いつか個人預金が食い潰されるといった類いの与太話は、幽霊やUFOの目撃談と同レベルの妄想でしかない。

破綻信者は、7年後に国債消化資金が枯渇すると叫んでいる。
同じようなバカ話をバラまく狼少年は20年以上前からいたが、いまだに国債消化に支障を来すような事態は一度たりとも起きていない。
頭の悪い狼少年は、7年後に間違いなく反省文を書かされることになるだろう。

最後に、破綻信者が持ち出した仮想通貨の件も指摘しておくが、家計が仮想通貨を買おうが、大根を買おうが、馬券を買おうが、支払った代金が売り手の預金口座に移動するだけだから、国債消化に何の影響も及ぼすことはない。

件のバカは、仮想通貨の購入者が増えると、国内から預金が消失するかのように吹聴しているが、それが本当なら、個人金融資産のうち270兆円余り(仮想通貨取引額の約4倍)を占める株式や投資信託金が買われた時点で、とっくに国債消化に支障を来しているはずだが、現実には何も問題は起きていないではないか。

仮想通貨を買ったカネだけが、未知のブラックホールに吸い込まれて消えてしまうかのような妄想は、恥ずかしくて小学生にも聞かせられない。

財政破綻信者の連中は、いい加減自分の非を認めて経済の基本を勉強し直すべきだ。

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